独楽曲芸師の日常

漂えど沈まず・・・無名で有名な曲藝師の本音です。
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芸のこと全般

ひくい


火喰い。 一昔前の大道芸人ではファイヤートーチ、火吹き、火喰いがセットで演じられていた。 しかし、残念ながら火喰いの反応は微妙なんだな。火を口元に近づけ、吹き消したほうがウケる場合がある。火喰いそのものに仕掛けはない。それゆえ、剣飲みや風船飲みの前に演じ、その後の奇術を仕掛けの無いもののように思わせたりしていた。 久しぶりに火喰いをやったがやはり反応が微妙であった。演じ方の問題もあるのだろう。

火喰いという演目を始めてやったのは小学生のころである。当時読んだ奇術書に、キャンドルからティッシュに火をつけて食べていくというものが書かれていた。ティッシュでやるので当然口の中に残るので最後にハンカチなので口を拭くときに吐き出すと書かれていた。簡単にできるので居酒屋などで何も道具が無いときなどにやったこともある。10年ほど前火の芸に関する洋書が発売されたが、その本には手に脱脂綿をパームしてトーチから火をつけて食べるというものだった。聞いたところによるととろろ昆布を使うとそのまま飲み込めるらしいが、試したことはない。フラッシュペーパーを使う手もあるが、コストがかかりすぎる。

現在も中国で演じられている「口中吹火」は火喰いの後に続けた演目らしい。 実際に演技を見たことは無いのだが、おがくずを山のように盛っておき、それを口の中に入れるときに一緒に火のついた炭を口に含み吹くというものらしい。この演目は日本では完全に途絶えてしまったようである。
平安時代の『信西古楽図』という絵巻物に火吹きの絵が描かれている。
1000年以上も前の芸がいまだに演じれるのだがら、時代が変わっても人は変わらないのだろう。

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